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ネガティブ思考は心が疲れているサインかも

コラム

みなさんはどのような年末年始を過ごしましたか。新年を迎え、新たな気持ちでいろいろなことに取り組もうと考えている方もいると思います。でも、この時期よく耳にする「新しい年」「目標」「家族で過ごす」などの言葉に、なんとなく憂鬱な気持ちになる方もいるのではないでしょうか?

そしてそのような気持ちになる自分に対して「自分はダメだ…」と思ってしまっていないでしょうか。こういった感じ方がダメなわけでも間違っているわけでもなく、もしかしたら、心が疲れてしまっているのかもしれません。

人は疲れたり、調子が悪かったりすると、知らないうちに考え方が否定的になり、気分も落ち込みがちになっていきます。そして、否定的な考え方は、①自分に対して、②周囲に対して、③将来に対しての3つの領域全体に広がっていきます。

自分、周囲、将来への否定的認知とは

認知行動療法の創始者であるアーロン・ベックは、この否定的な考え方を「否定的認知の三徴候(negative cognitive triad)」と呼びました。自分はだめだ(①自分)、助けてくれる人はいない(②周囲)、この先何をやってもうまくいかない(③将来)というように、どんどんネガティブになっていく状態です。ネガティブ思考を証明するかのように、悪い面ばかりが目に付いてしまうこともあるかもしれません。

心が元気でないときに、否定的な考え方、感じ方になってしまうのはごく当たり前なことだとも言えます。そんなときは、考え方を無理に変えようとせず「こんなことを考えているな」と感じてみてはいかがでしょうか。

「考え」は「考え」に過ぎず「事実」ではありません。「今はこんなしんどい考え方をしてしまう状態なんだな」とぼんやり受け止めて、できるだけゆっくり休んでみていただきたいと思います。慌てずゆっくりエネルギーがたまるのを待てるといいですね。

自分は昔からずっとネガティブ思考だけど、と言う方もいるかもしれません。人はそれぞれ考え方のクセがあります。否定的に考えすぎて苦しいと感じるときは、是非カウンセリングを受けてみて下さい。自分はどんな風に考えやすいのか、感じやすいのかをカウンセラーと一緒に考えていきましょう。

考え方のクセについては認知行動療法についてのページも参考にしてみてください。

(文:野田夏子)

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